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  3. 伊勢外宮参道 伊勢神泉



    所在地 三重県伊勢市本町1−1
    電話 0596-26-0100
    入泉料 1200円
    営業時間 11:00〜16:00(受付は15:00まで)
    定休日 不定休(要確認)

    ロッカー 下足ロッカー(下駄箱)
    脱衣ロッカー(鍵付無料ロッカー:小 or 棚)

    無料の備品 ボディソープ、シャンプー、リンス
    ドライヤー、化粧品各種、タオル、バスタオル

    浴槽の種類 内湯1、露天1
    サウナ なし

    入れ替え制 なし
    施設利用のみの可否
    割引・特典等 なし

    公式ホームページ 宿泊施設 駐車場なし

    温泉情報
    [源泉名] 伊勢外宮参道温泉
    [泉 質] 含鉄(II)−ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉(低張性・アルカリ性・冷鉱泉)
    [源泉温度] 20.6℃ [湧出量] 40L/分(掘削・動力揚湯) [pH値] 9.0 [溶存物質] 2.90g/kg [ラドン含有量] Rn0.1 [分析年度] H23
    [温泉の利用状況] 加水:○ 加温:○ 循環:○ 入浴剤:× 消毒:○ かけ流し:×(循環型) ※除鉄あり
    [温泉の特徴] 色:無色澄明 香り:微塩素臭 湯肌:ツルヌマ系 飲泉:なし 給湯方法:自家源泉


    施設利用レポート
     猛暑な晴天が続いて、ようやくの雨が降りそうな平日のオープンから利用しました。旧ジャスコや旧三交百貨店の相次ぐ閉店により廃ビルが目立っていた伊勢市駅周辺の再開発により完成した天然温泉利用の高級旅館です。施設は旧ジャスコの跡地にあり、外宮へ参拝するための参道入り口と立地条件もなかなかのところにあります。 建設中に前を通り、天然温泉を掘削する櫓があり、気になっていて(^^;)、幸いに日帰り利用もできるので利用してきました。

     施設は駅前にあると言うことから、今回は近鉄電車ぶらり旅を決行(^^;) と言うことで電車&徒歩での利用となります。施設は旅館の「伊勢神泉」と「伊勢器市」と言う陶器の市場と休憩所などがあり、新しい伊勢外宮のスポットとなり、宿泊だけでなく、外来向けにも積極的に営業もされている感じです。これら施設は湯上がり後に楽しむとして(^^;)、玄関へ向かいます。

     旅館の玄関はその「伊勢器市」と旅館の建物の間に小さくあります。私自身はてっきり県道側に大きい玄関があり、自分は入った玄関は裏口かなぁと思ったのですが、玄関はここだけの様です(駐車場等も見当たらず、車で行くと荷物運びが面倒な感じですね)。 玄関へ入ると、レストランの「伊せ吟」とエレベーター2機のみがあります。フロントや浴場は5階にあるようなので、エレベーターで5階へ上げるのですが、雰囲気は旅館と言うより、都会の新しいビジネスビルと言う感じでしょうか。

     エレベーターで5階に上がると、フロントがありスタッフの方々から挨拶があります。フロントで日帰り入浴を希望すると、日帰り利用の記帳をしてほしいと言うことで、名前や住所を書きます。入泉料を支払い、タオルとバスタオルを受け取ればそれで受付が完了します。フロントのロビーには待合スペースや伊勢市を一望できるテラス席など、5階から見える景観を生かした造りになっています。内湯はフロントのすぐ横にあり、そのまま暖簾を潜ります。靴を脱ぎ、入れるだけの下駄箱に入れます。

     脱衣所はやや閉塞感ある造りで、BOX型の棚と中サイズの鍵付のロッカーが並びます。洗面台は3席分で、ドライヤーとティッシュ、化粧品各種の3点装備となり、綿棒やクシ、カミソリ等は無く、宿泊施設としてはやや質素な常備品です。ロッカーの前に体重計と紙コップで飲める冷水器、壁に温泉分析表があります。 分析表によると「含鉄(II)−ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉」となんと珍しい含鉄泉の温泉の様で、入浴前に期待が膨らみます(^^)/

     浴場は縦長のコンクリート調が印象の造りで、ガラス側に縁だけひのきの内湯1つと壁側に洗い場とシンプルな構成となります。洗い場は仕切りは無く、設置数は大浴場にふさわしい設置数があります。ソープは「ミキモト化粧品」製と、地元ならではな、ソープが堪能できます。

     さっそく温泉を堪能するため内湯へ、と行きたかったのですが、かけ湯をするような場所や手桶が無いので、洗い場でかけ湯を済ませ、内湯へ浸かります。温泉は無色透明でわずかな塩素臭と少し柔らかめの肌触りと特徴が全くなく、分析表にあった「含鉄」な鉄分が全く感じない残念な温泉となってます(T-T)少しがっかり気分でそのまま露天へ向かいます。

     露天は内湯から全面ガラス貼りで見合わせる造りで、内湯同じく、縁だけひのき風呂の浴槽1つの構成となります。この露天で感じたのは閉塞感です、市街地と言う立地にある理由から、高い柵にかこまれており、景観は全くありません。また、車の走行音や都会のようなガヤガヤ声が聞こえ、都心の外気浴エリアと言う感じでしょうか。反対側の女湯はちょっと露天の造りが異なるようなので、もう少し解放感あるかもしれないですが、男湯はとにかく残念な露天風呂です。また、温泉の利用状況は内湯と同様、特徴無き温泉となっていて、内湯よりさらに循環湯〜と言うややくたびれたお湯に感じました(T-T)

     温泉の利用状況は、除鉄され、加水、加温、循環、消毒と言うフルスペック利用となります。 「含鉄泉」と言う温泉なのに、これだけ特徴が無い理由は、憶測ですが、施設的には望まなかった泉質なのかなぁと思います。施設的にはクリーンな温泉が湧いてほしかったのに湧いたのは、鉄錆の茶褐色の濁り湯。この手の温泉はどうしても鉄錆の色が手に付いたり、タオルが染まったりと、好き嫌いや抵抗がある方もいて、その色成分が浴槽に染まって、汚らしく見えてくる事もあるので、お伊勢さん外宮参りの高級旅館としては適さなかったのでしょう。また湧出量も40L/分と多くなく、この大浴場以外にも全客室に温泉利用の露天風呂を設置する関係で湯量が足りず、加水と循環利用しているのも仕方ない感じです。 とは言え天然温泉利用を売りにしている旅館なので、源泉浴槽1つ設置するなどして、本来の温泉を楽しめる工夫等があればなぁと思ってしまいます。

     湯上りはそれなりのポカポカ感と肌の張りを感じますが、肌からは塩素臭を漂い、あまりいい気分ではありません。また、湯上り時に気になったのは、脱衣所に扇風機が無く、またロッカー側に椅子等が全くないので、利便的には不親切な脱衣室となっていて、改善の余地がたくさんあるように感じます(椅子は仕方ないので洗面台から拝借しました)。浴場はサウナ等の設置も無く、温泉のみを楽しむ造りなのに、温泉があれですので(^^;) もの足りなさ大と言う感じです。あと今回は電車で利用したので問題なかったのですが、車の場合は駐車場が無く、近くの有料駐車場を利用する事になりますので、注意が必要です。個人的には期待はずれな点が多い施設でしたが、伊勢を盛り上げる話題の施設である事は間違えないので、今後の発展に期待したいところです(2013/08)
    伊勢外宮参道温泉 伊勢外宮参道温泉

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    [感想&評価]
    温泉:★★☆☆☆()
    施設:★★★☆☆()
    料金:★★☆☆☆()
    総合:★★☆☆☆()

    アクセス
    車でのアクセス
    [最寄の高速道路など]
    伊勢道伊勢西IC、伊勢IC

    [最寄の主要道路]
    国道23号県道37号県道21号県道201号

    公共交通機関でのアクセス
    近鉄山田線・JR参宮線:伊勢市駅
    徒歩約2分

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