旅ゆ－三重県（ホテル近鉄アクアヴィラ伊勢志摩　アクアパレス伊勢志摩温泉「ともやまの湯」）

	三重県志摩市大王町船越３２３８－１
	0599-73-0001
	1050円
	11:00～21:00(受付は20:00まで)
	不定休

下足ロッカー(鍵付無料)
脱衣ロッカー(鍵付無料ロッカー：小)

ボディソープ、シャンプー、リンス
ドライヤー、クシ、麺棒、化粧品各種
タオル、バスタオル

	内湯１、ジャグジー(バイブラ) 水風呂、サウナ、露天１
	あり(電気式・テレビなし)

	なし
	可
	なし

[源泉名]　登茂山温泉
[泉　質]　ナトリウム・カルシウム－塩化物泉　(高張性・中性・低温泉)
[源泉温度]　25.4℃　[湧出量]　不明　[pH値]　6.97　[溶存物質]　15.04g/kg　[ラドン含有量]　Rn1.0　[分析年度]　H21
[温泉の利用状況]　加水：×　加温：○　循環：○　入浴剤：×　消毒：○(塩素系)　かけ流し：×(循環型)
[温泉の特徴]　色：無色澄明　香り：塩素臭、塩臭　湯肌：ポカポカ系　飲泉：なし　給湯方法：自家源泉

　平日の夕方ごろに利用しました。近鉄電車に乗る度に、車内広告で気になっていた施設が近鉄系のリゾート施設の「アクアヴィラ伊勢志摩」です。国道260号から「ともやま公園」方面に県道を進めば、辿り着く施設で、リゾート施設らしく大規模な施設となります。

　駐車場に車と停めるのですが、宿泊者と一般利用と駐車する場所は異なり、一般利用は青空駐車場のみの利用となってますので、場所に注意しましょう。施設はとても大規模で、ホテルと言うより、公共の博物館や展示施設に来た気分に感じます。施設内に入ると、豪華な造りと言うよりかは、公共的な雰囲気がある造りで、売店コーナーやゲームコーナーなどがあり、フロントは一つの上の階となっており、上に向かうのかなぁと思うのですが、温泉施設は同じ階の別の練にあり、案内に沿って連絡通路を進むのみとなります。　それにしても施設の造りが「ＴＨＥ・公共」な雰囲気なんですよねぇ(^^;)　後々、調べてみると、この施設は昔「メルパール伊勢志摩」と言う郵便局が経営していた「郵便貯金総合保養施設」だったのを民営化の際に近鉄が取得した施設の様で、まあ郵便局と言う事で、公共雰囲気は納得(^_^;)な感じです。

　温泉がある施設は「アクアパレス」と言う別の練にあり、温泉施設の他に、アトラクションプールがあります。玄関で靴を脱ぎ、靴をコインレスのロッカーに預けます。ＰＯＰによると、プール利用者以外は下駄箱の鍵はお客様管理と言う趣旨が記載あるので、無くさないように気をつけましょう。フロントで係の方に入泉料を支払い、タオルとバスタオルを受け取れば、それで受付完了となります。　フロントのあるロビーは広々としていて、湯上がり後に寛げそうなスペースやテラスなどが設けられています。エステコーナーは大手の「エステティックサロン　ラセーヌ」があり、本格的なエステが受けられそうです。浴場はフロントの奥側にあり、暖簾を潜ります。

　脱衣室はあまり規模は大きくなく、コインレスの鍵付ロッカーと中央に紙コップで飲める冷水器、浴場側の通路に洗面台の構成となります。ロッカーは手荷物を入れる程度のとっても小規模な代物で大型の荷物を入れる事は不可能な大きさです。よってお客によって、上下２箇所使う方や、備え付けのカゴで脱衣する方など様々な感じです。洗面台はホテル施設らしく、ドライヤーやクシ、化粧品などが基本的なものは常備されています。

　浴場は入ったところは通路になっており、左側に洗い場と内湯２ヶ所、右側にサウナと水風呂、露天エリアとなります。内湯はガラス張りで斜光が降り注ぐ、そこそこの景観が楽しめる印象で、右側が普通の内湯、左側がバイブラーバスとなります。洗い場はすべて仕切りありで、場所により旅美人の馬油ソープが完備されていて、何不自由ない洗い場となります。

　さっそく、期待の温泉を堪能します。温泉は無色透明で、塩っ気が強い、それなりの塩臭と塩素臭が混ざった感じで、塩化物泉らしいお湯である事が分かります。しかも15.04g/kgと濃いのか、擦り傷に沁みる程です。　残念なのは、少し温泉がくたびれているかなぁと言う循環バリバリ感があります(T-T)　湧出量がどれだけかは分かりませんが、温泉の使い方を見ても、あまり湯量が多くないのかなぁと言う感じに思えます。

　サウナは７～８人くらいは利用できる電気式のサウナで、体感温度は高温すぎないタイプで、数回の利用ができそうな感じでした。露天エリアはサウナの前の扉を開けると行けるのですが、いきなり階段が現れ、２階へ進んだ先にあります。　上がった先に岩風呂１か所の構成なのですが、建物の中に囲まれ、湯船に浸かってしまうと景観が全くなく、閉塞感ある露天と言う感じです。せっかくのリゾートな場所にある施設なので、この露天はとっても残念な感じです。

　湯上りは塩化物泉らしく強めのポカポカ感が続き、肌も塩っ気らしさを感じます。手ぶら利用可能なのと宿泊施設と言う面を思えば、さほど不満を感じる点は少ないのですが、元公共施設らしい名残がかなりある施設ですので、民間的なリゾート施設らしさを求める方にはやや物足りない施設なのでは？と思いました(2010/02)

[再訪情報(2013/12)]
　「伊勢志摩温泉真珠の湯めぐりキャンペーン」利用で約４年ぶりの土曜日のお昼すぎに再訪しました。施設的には特に変化が無い感じで、宿泊者以外に、地元客と思われる方の利用が多い様で、地域に溶け込んだ施設だなぁと思いました。